日本の住宅

日本では、住宅の間取りを数字とアルファベットの組み合わせで表します。例えば、「2LDK」の場合、「L」はリビング(居間)、「D」はダイニング(食事スペース)、「K」はキッチン(台所)を意味し、「2」はLDK以外の個室が2部屋あることを示しています。

また、日本の住宅では浴室とトイレが別々になっているのが一般的です。一方で、ワンルームやアパートなどでは、「ユニットバス」と呼ばれる、浴槽・トイレ・洗面台が一体となった設備が設置されている場合もあります。

部屋の広さは、平方メートル(㎡)のほかに「畳(じょう)」という日本独自の単位で表示されることがあります。1畳は約1.62㎡で、6畳の部屋は約9.7㎡の広さです。

 

賃貸住宅の種類

民間住宅

日本で賃貸住宅を探す場合は、不動産会社を利用するのが一般的です。不動産会社では、アパートやマンションなどの民間住宅を紹介しています。店舗の窓や店内には、間取り、家賃、所在地などが記載された物件情報が掲示されています。

住みたい地域が決まっている場合は、その地域の不動産会社を訪れ、希望する条件(家賃、広さ、最寄り駅など)を伝えると、条件に合った物件を紹介してもらえます。

日本語でのやり取りに不安がある場合は、日本語ができる友人や知人に同行してもらうと安心です。また、近年では外国語に対応している不動産会社も増えています。

住宅情報は、不動産情報誌や住宅情報サイトでも探すことができます。現在では、インターネットを利用して物件を検索し、内見予約や問い合わせを行うことが一般的になっています。

契約と諸経費

賃貸契約を結ぶ際には、一般的に連帯保証人が必要です。留学生の場合は、在籍している学校に住宅保証制度について相談してみましょう。また、保証会社を利用することで、連帯保証人の代わりとすることができる場合もあります。

契約書には、家賃の支払い方法や退去時のルールなど、重要な内容が記載されています。契約する前に必ず内容を確認し、十分に理解したうえで署名してください。契約書は日本語で作成されていることが多いため、日本語に不安がある場合は、日本語が理解できる方に契約内容を確認してもらうようにしましょう。

また、民間の賃貸住宅では、入居時に家賃以外の初期費用が必要です。一般的に、敷金、礼金、仲介手数料、保証会社利用料などを含めると、家賃の5~7か月分程度の費用がかかる場合があります。このうち、一部の費用は退去時に返金されることがあります。

主な初期費用については、下の表を参考にしてください。

※その他に礼金や共益費を求められる場合があります

 

賃貸契約のトラブルに関する相談窓口

 

家賃

家賃は、部屋の広さや間取り、建物の築年数、所在地などによって異なります。一般的には、広くて部屋数が多く、新しく、交通の便が良い物件ほど家賃は高くなる傾向があります。

ただし、同じような条件でも家賃が異なることもあるため、複数の物件情報を比較しながら検討することが大切です。

 

契約更新と解約

賃貸契約は、一般的に2年ごとに更新されます。更新の際に、家賃が変更される場合もあります。

退去する場合は、通常1か月前までに家主や不動産会社へ連絡する必要があります。詳細なルールは契約書に記載されているため、事前に確認しておきましょう。

また、建物の老朽化などにより、建て替えや取り壊しのために、家主から退去を求められる場合もあります。

 

公的住宅

民間の賃貸住宅のほかに、市営住宅や県営住宅など、地方自治体が運営する住宅があります。また、UR都市機構が提供するUR賃貸住宅もあります。

市営住宅や県営住宅は、一般的に民間住宅より家賃が低く、入居時の費用負担も軽いという特徴があります。ただし、申込には収入の上限などの条件があり、募集時期が年に数回に限られています。さらに、入居者は抽選で決まるため、希望してもすぐに入居できるとは限りません。

一方、UR賃貸住宅は、空き部屋があれば先着順で申し込むことができます。保証人が不要で、入居時の初期費用も比較的抑えられています。また、単身者でも申し込むことができます。ただし、家賃は民間住宅と比較して安いとは限りません。一定以上の収入が必要となる場合があります。

詳しくは、それぞれの管理窓口にお問い合わせください。

 

問い合わせ先

 

家に入居する

注意すること

 

備え付けの家具・家電

一般的に、家やアパートには家具や家電、電話などは付いていないことが多いため、入居前に内見などでよく確認しておきましょう。

 

冷暖房など

日本の住宅では、冷暖房設備が備え付けられていない場合もあり、その際は自分で用意する必要があります。

冷房にはエアコンを使用するのが一般的で、日本の高温多湿な夏を快適に過ごすために広く普及しています。そのほか、扇風機や除湿器もよく使われます。

暖房には、石油(灯油)ストーブや石油ファンヒーターがよく使われます。灯油はガソリンスタンドなどで購入できます。また、こたつ(テーブルの下にヒーターが付いており、布団を掛けて使用する暖房器具)や電気カーペットなども一般的な暖房方法です。