講演会の様子(バックナンバー)

平成29年11月~令和5年11月

令和5年11

韓国・仁川

第189回の外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講演会を開催しました。この講演会では、イ ギュビンさんがふるさとの街である韓国・仁川について話しました。

仁川は、東アジアのハブ空港となっている仁川国際空港があることで多くの外国人の方に知られています。また、工業が発達した都市でしたが、松島国際都市が経済自由区域に指定され、都市型産業も集積してきているとのことでした。

イさんは、14歳の時に初めて友人と福岡に旅行し、さらに日本が好きになったとのことです。その後は独学で日本語を勉強し、日本へのあこがれがつのり、福岡の大学に留学されたそうです。

様々な国の歴史や思想・文化を学び、広い視野で物事を考える力を養っており、将来は、日韓の間で相手国の良さを伝えることができる懸け橋になりたいと話されていました。

ぜひ頑張ってください。​

 

令和5年9

ペルー・リマ

第188回の外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講演会が開催しました。この講演会では、ルイス ミゲル トーレス イスカランチさんがふるさとの街であるペルー・リマについて話しました。ペルーには、クスコ、マチュピチュなどたくさんの観光資源があるが、高地に位置するところが多く、旅行で行く場合は高山病にならないようにするため、時間をかけて体を慣らしながら行くことを推奨されていました。

リマは、ペルーの首都で政治や商業などの中心地となっている大都市です。スペインの影響が、旧市街の「サント・ドミンゴ教会・修道院」、「カテドラル」などの建築様式に見られるとのことです。また、福岡にもおいしい料理がたくさんありますが、リマにもたくさんの美味しい料理があり、特にルイスさんのおすすめなのがセビーチェで、自身で作って楽しんでいるとのことでした。

ルイスさんは趣味でサッカーやマラソンを楽しんでおり、続けたいと思っているが、現在は勉強が忙しく続けるのが難しいと話されていました。歯学を研究するため福岡に来て大学院で勉強されており、将来的にペルーに帰っても研究を続けていきたいとのことでした。ぜひ頑張ってください。

 

令和5年7

ドイツ・ビーレフェルト

第187回の外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講演会が開催されました。この講演会では、オレクシク フランチスカ・クリスチーネさんがふるさとの街であるドイツ・ビーレフェルトについて話しました。ビーレフェルトはドイツ西部のノルトライン=ヴェストファーレン州にある都市です。歴史的にはローマ帝国時代にビーレフェルト近くのトイトブルク森の戦いでローマ帝国を破った戦いが有名です。これが映画やドラマ化され、「バーバリアン」という名称で放映されています。食文化も豊かで、ソーセージ、パン、ビールなどが有名ですが、パンはドイツに3000種類もあり、オレクシクさんもドイツのパンの豊富さが自慢と話されていました。福岡市にもおいしいパン屋を見つけられたそうで、聴講者にも教えられていました。 オレクシクさんは、福岡市のお気に入りについて、ボルダリングの練習、公園の長い滑り台を滑ること、そしてラーメンスタジアムのトマトラーメンを食べることだそうです。オレクシクさんは、福岡女子大学3年で環境科学を学んでおり、趣味はオーケストラでバイオリンを演奏することです。活発な性格であり、福岡でも多くの友人と楽しく過ごされているようです。将来の夢としては、小児科医になりたいと夢見ており、医学の道も模索されているようです。

今後のご活躍と夢の実現をお祈りしています。

令和5年5

パレスチナ・ベツレヘム

5/18(木)に開催した第186回外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講演会では、ダニヤ・アルカティブさんがふるさとの街であるパレスチナ・ベツレヘムについて紹介しました。ベツレヘムは歴史のある都市で、観光名所やアート作品が多くあります。また、伝統的なバザールもあり、休日には観光やショッピングが楽しめる場所です。食文化も豊かで、甘いスイーツやフムスなどの美味しい料理があります。特にオリーブはパレスチナ原産といわれており、様々な料理に使われ、重要な食材となっています。伝統的な衣装には刺繍が施されており、当日のダニヤさんの衣装にも刺繍が施されていました。

福岡の街では、特に百道浜にある博物館や図書館、ドームなどがお気に入りで、福岡の人々の優しさに感動されていました。

ダニヤさんは歯学を専攻し、パレスチナとイギリスで学んだ後、現在は九州大学の大学院で学んでいます。ダニヤさんは福岡県留学生会の副会長を務めるなど、リーダーシップを発揮して活動しており、将来の夢は駐日パレスチナ大使になることだそうです。

今後のご活躍と夢の実現をお祈りしています。

令和5年3

ベトナム・フエ

3/16(木)に開催した第185回「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」講演会では、グエン ヴァン ズイ アインさんがふるさとの街ベトナム・フエを紹介しました。伝統文化を大切にするため、アインさんの母校では、制服ではなく、アオザイを着用して登校する曜日があったそうです。余暇には、年配の人は公園で運動をしたり、木のボールを使ったゲームをしたりするそうです。若者は、ライトアップされたチャンティエン橋を望む歩行者天国など、賑やかな場所で週末を楽しみます。フエはベトナムのなかでも辛党が多く、名物のブンボーフエ(麺料理)に、更に辛みを追加して食べるそうです。福岡での生活の紹介では、アルバイトやインターンシップ、ボランティア活動など、多方面で活動されている様子が伝わってきました。最後に、ベトナムの音楽にあわせて特技のカホンの演奏を披露してくれました。

アインさんは情報ネットワークについて勉強されており、将来はIT企業で働くことを希望されています。今後の更なるご活躍をお祈りしています。

令和5年1

トンガ王国・トンガタプ島

1/19(木)に開催した、第184回「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」では、カロライン・カタさんがふるさとの街トンガ王国・トンガタプ島を英語で紹介しました。ふるさとでは、ココナッツの木が住宅の建設(屋根など)のほか、オータイというフルーツと混ぜた飲み物や、オタイカという生魚を新鮮なココナッツミルクやレモンで和えた食べ物などに広く使われており、国民にとってとても大事な植物だそうです。また、2022年1月に発生したフンガトンガフンガ・ハアパイの大規模噴火では、海岸近くの街や火山付近の小さな島が津波や火山灰により大きな被害を受け、日本からも多くの支援を受けたと語ってくれました。当日は、トンガの伝統的な美しい踊りも披露してくれました。

カロラインさんは修士課程で、森林生態学について研究されており、将来は環境問題専門家になることを希望されています。今後の更なるご活躍をお祈りしています。

令和4年11月

アメリカ合衆国・オクラホマ州

11/17(木)に開催した、第183回「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」では、ザカリー アラニさんがふるさとの街・オクラホマ州の先史時代から現在までの歴史・文化を紹介しました。オクラホマの人々は広大な土地に散らばるように住んでおり、主な移動手段は車ですが、2018年にオクラホマシティ都市部に開通した路面電車はとても人気だそうです。また、オクラホマの人たちはスポーツが大好きで、毎年恒例のオクラホマ大学対テキサス大学のアメリカンフットボールの試合を心待ちにしているそうです。

ザカリーさんは修士課程で、視覚に障害がある人のためのゲームについて研究されています。今後の更なるご活躍をお祈りしています。

令和4年9月

ネパール・カトマンズ

第182回「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」では、シェルパ ダワ ヤンジさんが、ふるさとの街ネパール・カトマンズやご自身のルーツであるシェルパ民族について紹介しました。多民族国家であるネパールの民族、文化、宗教、お祭りなどの紹介では、民族によって異なる様々な行事や料理を写真を使って紹介しました。シェルパ民族はエベレスト登山で人気のソルクンブという町に住んでおり、冬はとても寒いため、シェルパ料理はじゃがいもや穀物が中心で、温かい食べ物が多いそうです。残念ながら、福岡でシェルパ民族の料理が食べられるレストランはないそうです。また、ネパールでは10年以上もの間、日本のアニメやマンガのコスプレイベントが実施されているとのことです。

シェルパさんは修士課程に進学後、社会福祉士になることを希望されています。今後の更なるご活躍をお祈りしています。

令和4年7

ボツワナ共和国・ズワズウィ

第181回「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」では、ボカニ ンサバさんが、ふるさとのボツワナ共和国・ズワズウィについて英語で紹介しました。ズワズウィでは、祝日には、若者は広場に集まり、サッカーやネットボールに興じるそうです。また、住宅については、予算に応じて、現地の気候に適した泥レンガや植物を用いた伝統的家屋から、コンクリートを用いた現代的な家屋があるそうです。アルコール飲料「チブク・シェイク・シェイク」や「デレレ」という植物を使った料理など、写真を用いてたくさんの人気グルメを紹介しました。豊かな自然の写真や野生動物のエピソードなどから、日本とは違う魅力に溢れるボツワナ共和国について知ることができました。

ボカニさんは、博士課程修了後、物理探査分野の研究者になることを希望されています。今後の更なるご活躍をお祈りしています。 

令和4年5

バーレーン王国・リファー

第180回「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」では、ダス アニタさんが、ふるさとのバーレーン王国・リファ―について紹介しました。

リファ―は、首都のマナーマから約18キロの距離にある、静かな町だそうです。また、現国王はリファ―の出身で、王族が住むリファ―宮殿があることから、非常に安全な街だということです。F1が開催されるバーレーン・インターナショナル・サーキットでは、シーズンオフに一般の人がゴーカートを楽しむことができるそうです。ふるさとのリファ―や首都マナーマの中央市場には、賢い野良猫が住んでおり、猫の写真もたくさん紹介してくださいました。旅行で日本を訪れた際に、富士山を見て、一生日本で暮らしていこうと決意したそうです。

アニタさんは、福岡の専門学校を卒業後、日本で就職されました。今後の更なるご活躍をお祈りしています。 

令和4年4月

モンゴル・ウランバートル

「外国人住民が語るふるさとの街と福岡」の第179回では、アルタイサイハン アルタンヅルさんが、ふるさとのモンゴル・ウランバートルについて紹介しました。

ウランバートルの中心部では、人々はマンションや戸建て住宅などの集合住宅に住んでいますが、草原で暮らしていた頃の名残か、隣人との距離が取れる広い場所に行きたいという気持ちがあるそうです。そのため、金曜日には、週末を郊外の別荘で過ごす目的で移動する人々の車で、市内の道路が渋滞するとのことです。また、近年では、シャワーなどの設備が整ったモダンなゲルや、マンションの屋上や家の庭に設営するタイプのゲルもあるそうです。

モンゴルの正月は3日間あり、1日目は近い家族、2日目は親戚や友人、3日目は職場の人や知人が自宅に訪ねてくるそうです。「ボーズ」というモンゴル風餃子をたくさん(アルタイサイハンさんの家では1万個)準備しておき、訪問者の数に応じて、20分程度蒸してから熱々の物を提供するそうです。また、お年玉は一家のおじいさん、おばあさんにあげるのが慣例で、近年のコロナ禍において、オンライン会議で正月をお祝いする時には、おじいさん、おばあさんの画面上に、銀行口座の情報が掲載され、若い人はその口座にお年玉の現金を振込するとのことです。

アルタイサイハンさんは、現在福岡で医学の研究をされています。今後の更なるご活躍をお祈りしています。

 

令和4年3

スウェーデン・ウプサラ

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」第178回は、スウェーデン・ウプサラ出身のダヴィド  エマニュエル  エリクソンさんが歴史、文化、慣習、食べ物などについて写真を交えながら紹介してくれました。

スウェーデンの歴史について、今はとても平和ですが、以前は戦争が多かったそうです。ヴァイキング時代(700年~1000年頃)には残忍性や名誉ある死が求められたことやデンマーク、ノルウェーとのカルマル同盟(1397年~1523年)時代、大国時代(1611年~1718年)には軍船バーサー船が建造されたが、戦闘にはあまり強くなく、よく沈められたそうです。現在、ストックホルムの博物館に所蔵されているそうです。また、スウェーデンでは、ノーベルがダイナマイトを発明して有名ですが、レンチやペースメーカー、テトラパック、シートベルトなど身近な発明品も多いそうです。食べ物ではリンゴンベリージャムが定番のジャムで、パンや菓子のほか肉料理に合わせるなどして食べられているそうです。シュールストレミングという発酵したニシンの缶詰の紹介があり、においが凄まじいそうです。スウェーデンには自然は万民のものであるという「パブリックアクセスの権利」という共通認識があり、他人の土地できのこを採取したり、キャンプすることも許されているそうです。また、Fika(フィーカ)というコーヒーとクッキーやケーキなど甘いものを食べながら仲間とコミュニケーションを図るという文化があるそうです。

ダヴィドさんは、現在、福岡県内の大学進学を希望されており、希望が叶うことを願っています。

令和4年2月

大韓民国・釜山広域市

「外国人住民が語るふるさとの街と福岡」の第177回は、ふるさとの釜山市について、黄 正植さんが、釜山を代表する観光地や料理等について写真を交えながら紹介してくれました。

また、当日の講演会には韓国語通訳として当財団職員の丁 彩允さんも参加しました。

釜山市内の15か所の観光スポットについて説明がありました。特に海雲台のマリンシティの中に建設された超高層マンション群を見ると黄さん自身も釜山も随分発展したと感慨にふけるそうです。甘川文化村は朝鮮戦争の時、避難してきた人たちが家を建てて住んだところで、元々は日本人の墓があったところだそうです。料理については、大口湯(タラのスープ)や豚足料理は、タラの頭、豚の足を材料とした料理ですが、韓国が困難な時に外国への輸出で余った部位を活用した料理だそうです。ミルミョンは、釜山が発祥の地で朝鮮戦争で避難してきた人たちが、故郷「平壌」の冷麺を再現しようとして、アメリカからの援助物資であった小麦粉を代用してできたものです。冷麺よりもさっぱりしていて釜山市民に愛されているそうです。

黄さんは、現在、釜山広域市 福岡経済協力事務所に勤務されており、本年7月で2年の任期を迎えるそうです。福岡で一層の充実した生活を送られることを願っています。

令和3年12月

イスラエル・ラーナナ

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第175回目は、イスラエルのことやふるさとのラーナナについて、アーノン・ニルさんが、気候、歴史や文化などについて写真を交えながら紹介してくれました。

イスラエルの国土は、南北に細長い国で北部のハーモン山は冬は雪山となり、南部は夏に温度が48度くらいまで上がり、夏は雨が降らず、冬に雨が降るそうです。イスラエルは1948年に建国され、首都はエルサレムで、大都会のテルアビブが地中海沿岸部にあります。イスラエルの産業の特徴としてハイテク産業が非常に発展しており、また、物価がとても高いそうです。例えば、マクドナルドのビッグマックが日本では390円なのに対して、イスラエルでは1,400円もするそうです。イスラエルを代表するお祭りとして「過越祭」、「プリム」、「ハヌカ」の3つが紹介されました。「過越祭」は出エジプトを祝うお祭りです。「プリム」はユダヤ人の王妃が民族の危機を救ったことを祝うため仮装して練り歩くお祭りです。「ハヌカ」は1日ももたないと思われていた燭台の油が8日間灯ったという奇跡を祝うお祭りです。このように自分たちが受けた苦難や喜びをお祭りという形で忘れないようにしているそうです。食生活では豚肉やエビ、カニなどの甲殻類は食べないそうです。

ラーナナは、野球場をはじめあらゆるスポーツ施設があり、スポーツが盛んな街だそうです。

イスラエルで日本人のヒーローと言えば、第2次世界大戦中に「命のビザ」で多くのユダヤ人を救った外交官杉原千畝だそうです。エルサレムには崇高な行為への感謝の印として彼の名前を冠した広場が作られているそうです。

ニルさんは、将来、日本でエアラインのグランドスタッフになることを希望されています。希望がかないますようお祈りいたします。

令和3年11月

トルコ・アンカラ

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第174回目は、トルコのアンカラについて、アクサイ フルカンさんが、ふるさとの歴史や文化、伝統料理などについて写真を交えながら紹介してくれました。

アンカラの代表的な名所について、古くローマ帝国時代に築かれたアンカラ城やトルコ共和国の初代大統領が眠るアタチュルク廟、イスラム教の寺院でその壮大さからランドマークにもなっているコジャテペモスク等が紹介されました。世界的に有名なアンカラ発祥のアンカラ猫、アンカラヤギ、アンゴラウサギも紹介され、アンカラ猫とアンゴラウサギは数が減少しているそうです。

トルコの飲食店では注文したメインの品以外の野菜などは無料でお替わりも自由だそうです。

トルコが日本に対して友好国として語り継いでいる事例が2件紹介されました。

まず、1890年にオスマン帝国最初の親善訪日団を乗せた軍艦が和歌山県串本町沖で強風と高波により、座礁し、沈没した際、現地住民が行った献身的な救助活動が現在に至っても忘れないで語り継がれていることが紹介されました。

次に、2011年10月23日トルコ東部で発生した地震に日本人ボランティアの宮崎淳氏が懸命な救助活動に携わっていたが、同年11月9日に発生した余震で宿泊していたホテルが倒壊し、亡くなった際も同氏の銅像を建てるなど忘れないように語り継がれていることが紹介されました。

フルカンさんは、将来、日本のエンジニア関係の大学院に進学したい希望をお持ちで、第一志望は九州大学だそうです。希望がかないますようお祈りいたします。

令和3年10月

カザフスタン・アルマティ

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第173回目は、カザフスタンのアルマティについて、アルナト ディダルさんが、ふるさとの自然や歴史、文化、伝統料理などについて写真を交えながら紹介してくれました。

カザフスタンは内陸国として世界の中で最も面積が広く、気候も夏は40度、冬は北部でマイナス40度と寒暑の差が激しく、それに伴い多様な自然環境を目にすることができます。カザフスタンの民族はカザフ系、ロシア系をはじめ約300の民族からなる多民族国家です。

ディダルさんが属するカザフ系民族は元々遊牧民族であり、移動に便利な組立式家屋(キイズウィ)、塩分が多い保存食や馬肉のソーセージ、結婚式で女性が1回だけ着る民族衣装等のカザフ文化が紹介されました。

ディダルさんの趣味でもある伝統楽器「ドンブラ」は、カザフ系民族の心を表現する楽器という説明があり、歌を交えながら演奏していただき、出席者の心を魅了しました。

ディダルさんは、将来、大学院に進学して自分が学んだ心理学を活かし、日本で困った外国人向けの支援の仕事をしたいと希望されています。希望がかないますようお祈りいたします。

令和3年7月

シリア・アレッポ市

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第171回目は、シリアのアレッポ市について、ムハンマド・アナス・アルハサンさんが、ふるさとの歴史や文化、料理などについて写真を交えながら紹介してくれました。

シリア地域は古くから文化が発展した地域で、同地域で使用されていた楔形文字が現在のラテン語やアラビア語に多くの影響を与えたと説明されました。また、アレッポ市の象徴的な歴史的建造物アレッポ城は過去22回の十字軍攻撃にも耐え、モンゴル帝国の攻撃も退ける程、強固な守りを施した城であったことが紹介されました。

内戦で破壊された市内や多くの難民が国外に避難している状況についても報告されました。

福岡の好きな場所は大濠公園や福岡タワーから眺める景色だそうです。

講演の最後に自らの体験をもとに「どんなに辛くても、夢を諦めないで! 頑張れば夢は叶う!」という力強いことばをいただきました。

ムハンマド・アナス・アルハサンさんは、日本で歯科医師免許を取得し、歯科医師として仕事に就くことを希望されています。希望がかなうように心から願っています。

※講演中に紹介された書籍
タイトル:「ぼくらはひとつ空の下:シリア内戦最激戦地アレッポの日本語学生たちの1800日」
著 者: 優人、小澤祥子  解説:青山弘之
出版社: 三元社
出版予定:2021年8月16日

令和3年6月

タイ・パトゥムターニー県

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第170回目は、タイのパトゥムターニー県について、アンパイリ・プーデットさんが、ふるさとの街、気候、豊かな自然、有名な料理などについて写真を交えながら紹介してくれました。
特に、同県特産のナマズの天日干しや同県訪問者が見逃してはならない「クイッティアオルア(タイ風ラーメン)」という日本のわんこ蕎麦のように何回もおかわりができる料理や、昔ながらの飴細工やアイスなどが紹介されました。

日本(福岡)に来て驚いたことは、ATM機が日本では開閉時間があるということ。タイでは、1年を通して24時間営業しているということでした。また、福岡の好きな場所は香椎宮で、好きな料理はタコの刺身と天ぷら、お寿司だそうです。
アンパイリ・プーデットさんは、本年9月に福岡工業大学修士課程を卒業し、同年10月に同大学博士課程に進まれる予定です。将来は大学の先生を目指したいそうです。希望がかなうように心から願っています。

令和3年5月

インド・ニューデリー

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第169回目は、インドの首都ニューデリーについて、ニューデリー出身のシャルマ・パンシュルさんが、ふるさとの街、気候、豊かな自然などについて写真を交えながら紹介してくれました。
今回の講演会は、新型コロナウィルス感染症拡大で緊急事態宣言が出たことにより、通常の対面式講演会から急遽オンラインによる講演会に切り替えて試行的に開催しました。
当日は、インドで日本語を学ぶインド人学生4人が参加し、オンラインならではの光景が見られました。
講演会では、インドでは8つの宗教があり、宗教によって火葬、墓への埋葬、鳥葬など葬儀が異なる方式で行われることや人が死ぬ間際の末期の水はガンジス川の水を使うことなどが紹介されました。
日本(福岡)に来て驚いたことは、コンビニが多くて便利だということ。インドでは、コンビニがあまりないということでした。
シャルマさんは日本での就職を希望されておりましたが、夢がかない東京のIT関係の会社に就職が内定したそうです。大いに力を発揮していただくことを心から願っています。

講師 パンシュル・シャルマ

 インドの建築物

令和3年3月

インドネシア・パダン

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第167回目は,インドネシア共和国をご紹介しました。
ジャカルタ育ちのゲラルデゥス・ニュマン・イスワラ・レスタントさんが,インドネシアの文化・教育や,ふるさとパダンについて話をしてくれました。

インドネシアは東西に5,110kmと長い国であり約13,500もの大小の島々で構成されており,約700民族が暮らし文化や言語・服装もそれぞれ異なるそうです。そのため殆どの民族が第一言語として自分の民族の言葉を話し,インドネシア語は第二言語であるとのことです。

また,インドネシアの主要産業は,製造業と輸送機器(二輪車など),飲食品で,産業の中心は首都ジャカルタがあるジャワ島に集中しているとのことです。
イスワラさんの国の最大の自慢は,食べ物だそうで,それぞれの民族独自の料理や宗教の影響を受けた料理など,辛いものから甘いものまで様々な食べ物が豊富にあるので、是非、訪問して食してほしとのことでした。

ふるさとである西スマトラ州の州都パダンは人口100万都市です。ミナンカバウ族の料理が有名で「パダン料理」と呼ばれ安くておいしい料理が沢山あるそうで,写真見せながら料理やレストランでの食事の仕方を紹介してくれました。なお,西スマトラ州は,まだインフラ整備が遅れているためパダンを訪問する際は,首都ジャカルタから空路がお勧めとのことでした。

最後に,イスワラさんは卒業後,九州大学修士課程に進学し,将来的には応用化学に関する仕事に就きたいと考えているとのことです。イスワラさんの夢が叶うように願っています。

令和2年12月

ネパール・ベニー

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第164回目は,ネパール連邦民主共和国をご紹介しました。

ベニー育ちのバニヤ・ウジワルさんが,ヒマラヤ山脈及び中央部丘陵地帯と南部タライ平原の大自然,観光地,ネパールの多民族の文化・服装・お祭り,教育,食べ物,そしてふるさとのベニーなどについて,写真を交えながら詳しく紹介してくれました。

特に,ヒマラヤ山脈の大自然は写真を見ただけでも圧倒される美しさでした。ネパールでは,その大自然を活用した観光として,トレッキングやアドベンチャーツーリズムなどが行われているそうですが,今は,新型コロナの影響で,外国人の観光客よりも国内観光客の誘致に力を入れているとのことです。

ベニーは、カトマンズから西へ約300kmの位置にあり,アンナプルナ山域を望む街で,主要産業は農業と観光業とのことです。彼の故郷プラダンダは,ベニーから4キロくらいの標高1,450mに位置し、住民は、約100人で大自然に囲まれた風光明媚な村で,その様子を,写真で紹介してくれました。

最後に、大学卒業後は、日本の旅行関係企業に就職し何年か勉強して,ネパールで起業したいと考えているそうです。ウジワルさんの夢が叶うように願っていいます。

 

令和2年11月

スリランカ・ウェリガマ

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第163回目は、スリランカ民主社会主義共和国をご紹介しました。南部州ウェリガマ出身の留学生ヘワ・カダワタ・アラチゲ・リドマ・タランガ・マドウサニさんが、民族衣装姿で講演してくれました。講演会では、スリランカ国旗や国章の説明、正月や結婚式などの様子を写真を交えてわかりやすく紹介してくれました。更に、教育システムの説明では日本との教育制度と比較しながら進学システム違いや制服の紹介、教育費などについて詳しく説明してくれました。また、ふるさとの街ウェリガマは、マリンリゾート地として有名で鯨ウォッチングやサーフィンを楽しむ外国人がたくさん訪れるとのことです。

日本とスリランカの物価比較では、日本の交通費や家賃はスリランカの20倍で、来日当初は、物価の違いにびっくりしたそうです。また、留学生活で日本の甘いお米を食べなれたせいで、スリランカに帰省した際、子供の頃から食べなれているスリランカのお米が物足りない感じがしたというエピソードも話してくれました。

彼女は大学卒業後、日本での就職を希望されているとのことです。リドマさんの希望が叶うことを祈っています。


令和2年10月

ベトナム・ハイズオン省

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第162回目は、ベトナム・ハイズオン省をご紹介しました。ハイズオン省生まれの留学生ウェン・ゴック・ソンさんが、ベトナムの気候、国民性、食べ物やふるさとの街などについて、写真を交えながら紹介してくれました。ハイズオン省は、首都ハノイと世界遺産のハロン湾の間に位置する交通の要衝地であることから工場進出が盛んな地域だそうです。また、ライチの名産地として有名とのことです。ハイズオン省の最も有名なお菓子は、「バイン・ダウ・サイン(緑豆菓子)」でソンさんも大好きで、お土産にお勧めだそうです。

日本での生活では、当初、日本人のあいまいな言葉を理解することができず困ったことや、家賃の高いことに驚いた話をしてくれました。今では、日本の生活にも慣れ、国際交流の企画・実施を通じて、積極的に地域住民との交流を図っているとのことです。

最後に、大学卒業後は、ベトナムとの関係がある日本企業に就職が決まっているとのことです。ソンさんの今後のご活躍を祈ります。



令和2年2月

アメリカ・ワシントン州ヤコルト

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第161回目は、アメリカ・ワシントン州ヤコルトをご紹介しました。ヤコルト生まれの留学生ラスト・アリシャ・スザンヌさんが、ふるさとの街、気候、豊かな自然などについて、写真を交えながら紹介してくれました。ヤコルトの街は、1980年に大爆発を起こしたセントヘレンズ山を望むことができ、実家の周りは川や滝、ヤコルト山があり、ハイキングや釣りを楽しむことができるそうです。また、アメリカで未確認動物「ビッグフット」を見たという報告を一番多く聞く場所でもあるそうです。

日本での生活では、当初、アパートの隣人の英語の歌、いびき、たばこの煙に悩まされていたそうですが、今では、隣人の歌う英語の歌を一緒に口ずさんでしまったり、隣人の英語の発音が以前に比べ上達したなと感じてしまう自分がいるそうです。しかし、隣人とは一度も顔を合わせたことがないと人懐っこい明るさで話をしをしてくれました。

最後に、日本語学校を本年3月に卒業されるアリシャさんに今後はどのようにされるのかお伺いしたところ、日本のホテルに就職したいと考えているとのことでした。彼女の希望が実現することを心から願っています。

ふるさとの街と福岡

ふるさとの街と福岡

令和2年1月

マレーシア・クアラルンプール

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第160回目は、マレーシア・クアラルンプールをご紹介しました。クアラルンプール生まれの留学生シャムスル・アバディ・ビン・ラムリさんが、ふるさとの街、気候、豊かな自然、食、文化などについて、紹介してくれました。マレーシアは、13年連続日本人が住みたい国1位で、その理由は、何といっても物価の安さ、そして多民族国家であることからマレーシア料理・イスラム料理・インド料理・中華料理とバラエティ豊かな料理を楽しむことができること、更に、人懐っこい国民性にあるのではと語ってくれました。多民族国家であることからそれぞれの宗教や文化も尊重されており、そのため年間の祝日は50日もあるそうです。また、言語についても、マレー語と英語は基本言語として殆どの人が喋ることができ、それ以外にも、中国語・タミル語など話される方も多く、講師のシャムスル・アバディさんも4言語を話せるそうです。質疑応答のコーナーでは、マレーシアを旅行する予定の聴講者から、丁度、ラマダンの時期と重なってしまって大丈夫だろうかとの質問に、ラマダンの時期はクアラルンプールも人で溢れかえるがマレーシアという国に触れる絶好の機会でもあると思う。是非、気を付けて旅行を楽しんで来てもらいたいとのことでした。
最後に、シャムスル・アバディさんに将来の夢をお伺いしたところ、大学に進学しデザインという視点から地域が抱えている問題を発見し、解決法、企画、提案を実践していければと考えているとのことでした。シャムスル・アバディさんの夢が実現することを心から願っています。

ふるさとの街と福岡

ふるさとの街と福岡

令和元年12月

ミャンマー・ヤンゴン

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第159回目は、ミャンマー・ヤンゴンをご紹介しました。日本生まれヤンゴン育ちの留学生キン・キン・ミョー・キョーさんが、ふるさとの街、気候、豊かな自然、食、文化などについて、動画や写真で紹介してくれました。キンさんがお勧めするミャンマーの魅力の一番は、何と言っても「食」の豊富さだそうです。ミャンマーの北部の人は辛い物はあまり食べず、南部の人は激辛の食べ物を好むとのことで、キンさんは画面に映った沢山の料理を一品ずつ材料や味を説明してくれました。更に、日本との文化の違いでは、ミャンマーでは自宅で飲酒することは失礼とされており、自宅でお酒を飲むことはなかったそうです。また、たばこ・酒を飲む人は、結婚相手としてふさわしくないと考えられているそうです。ミャンマーを訪問する方は注意が必要ですね。ただし、最近は街中に飲酒できる店も増え、ミャンマーの文化も徐々に変わってきているそうです。講演終了後の質問コーナーでは、聴講者から「キン・キン・ミョー・キョーさんの名前はどれがファミリーネームですか」との質問がありました。その答えは、何とミャンマーの人の名前にはファミリーネームは入っておらず、全てファーストネームとのことです。ミャンマーの人と挨拶する際は、「何とお呼びすればいいですか」と尋ねるのが良いそうです。その他にも、沢山の質問がありましたが、どの質問にもキンさんは丁寧に答えられていました。
最後に、キンさんに将来の夢をお尋ねしたところ、大学3年生なのでこれから自分の将来を考えることになるが、出来れば日本で就職したいとのことでした。キンさんの将来が素晴らしいものとなるよう心から願っています。

ふるさとの街と福岡

ふるさとの街と福岡

令和元年11月

ロシア・ヴォロネジ

「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第158回目は、ロシア・ヴォロネジをご紹介しました。ヴォロネジ出身の留学生ボルツノワ・リリヤさんは、ふるさとの街の歴史や気候、豊かな自然、文化などについて、動画や写真で紹介してくれました。特に、ヴォロネジの街は、四季折々の風景を楽しむことが出来るそうです。気温も、夏は35℃まで上がりますが、さすがにロシア、冬は、マイナス20℃になるそうです。ただし、このように寒いにもかかわらず夏休みが3か月で、冬休みは2週間だけだそうです。そして、なんとマイナス30℃以下にならないと、学校は休校にならないのだとか。
また、ヴォロネジの街の歴史を説明する中で、ロシアの内陸部に位置するヴォロネジ州にもかかわらず、ピョートル1世の命令で造船所が建てられ、沢山の艦船が建造されロシア艦隊を組んでいたそうで、ロシア艦隊の発祥の地としても有名とのこと。この艦隊は、当時は、ヴォロネジからドン川を下り、タガンログ湾の出口でオスマン帝国と戦っていたと説明してくれました。

更に、ロシア人と日本人の違いについては、ロシア人は直接的(自分の気持ちを相手に見せる)、これに対して、日本人は全く反対とのこと。来日当初は、はっきり言わない日本人に戸惑ったそうですが、今は、日本人に近くなって逆にロシアで戸惑うこともあるそうです。日本人の印象的な言葉は、「約束は約束」だそうです。これには納得しますね。
講演終了後の質問コーナーでは、多くの質問があり、リリヤさんが丁寧に答えられている姿が印象的でした。
最後に、リリヤさんに将来の夢をお尋ねしたところ、日本で就職し、国際交流の仕事をしたいと考えているとのこと。目標達成に向け、充実した留学生活を送られることを心から願っています。

ふるさとの街と福岡

ふるさとの街と福岡

令和元年10月

モンゴル・ダルハン

毎月第3木曜日の夜に開催されている「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第157回目は、モンゴル・ダルハンをご紹介しました。ダルハン出身の留学生ツォゴー・ユルールトさんは、ふるさとの街ダルハンと高校時代を過ごした首都ウランバートルの気候や豊かな自然、歴史、文化などについて、写真を交えて紹介してくれました。
特に、モンゴルの伝統的な移動式住居である「ゲル」は、想像以上に近代的な設備が整っており快適な生活が送れそうでした。また、モンゴル人の食生活は、基本的に肉食であり野菜はあまり食べないというのも意外でした。さらに、ウランバートルから車で20分ほどで、広大な自然と美しい湖(モンゴル人は海と呼ぶそうです。)を眺めることができるそうです。しかも、湖の水は透明度が高くそのまま飲むことも可能だそうです。

また、モンゴル相撲や競馬などのモンゴルの伝統的な祭りの紹介や、福岡の生活で驚いたこと、カルチャーショックなど、ユルールトさんのユーモアたっぷりなお話に、会場は笑いが絶えませんでした。
参加者の皆さんからは、講演の後に多くの質問があり、ユルールトさんが丁寧に答えられている姿が印象的でした。
ユルールトさんに将来の夢をお尋ねしました。現在、大学で物流とマーケティングを学ばれており、日本の物流関係企業に就職し経験を積んで、できればモンゴルで物流会社を起業したいと話されました。
目標達成に向け、充実した留学生活を送ることができますよう、心から願っています。頑張ってください。
ユルールトさんの今後の活躍を祈ります。

ふるさとの街と福岡

ふるさとの街と福岡

令和元年9月

オランダ・ロッテルダム

毎月第3木曜日の夜に開催されている「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」の第156回目は、オランダ・ロッテルダムをご紹介しました。ロッテルダム出身の留学生フェリクス・アナ・シモーネさんは、ふるさとの街の都市開発の歴史や食べ物、教育制度などについて、写真を交えて紹介してくれました。
オランダは、国土の1/4が海面下に位置しており水の侵入を防ぐため堤防が整備され、その堤防では、牛や羊が放牧されているそうです。オランダを代表するものといえば風車やチューリップを連想すると思いますが、風車は灌漑用や粉ひき用に設置されているものだそうです。
ロッテルダムは、ライン川・マース川・スヘルテ川が北海へ注ぐデルタ地帯に発達した欧州一の港湾都市で、運河を利用した水上タクシーや水陸両用バスなども市民の足となっているとのこと。また、ロッテルダムには、1897年に建てられた「白い家」(43m)があり、当時、欧州一の高さを誇ったそうですが、今は高層ビルの合間に建っています。その他の古い建物は「教会」と「水から住民を守るための会議が開催された建物」があるだけで、他は、キュービックハウスや大型市場などモダンな建物が立ち並んでいるそう。
また、オランダ人は外食をしないので、街で食事をしている人の殆どが観光客といっていいほどだそうです。なお、オランダの物価は、外食代は非常に高く、それ以外は日本とあまり変わらないとのことです。
今回聴講された方の中には、オランダの訪問経験がある方も多かったようで、教育制度や国民の日本に対する関心度などについて質問がおこなわれ、終始興味津々にシモーネさんのお話を聞いていました。

最後に、オランダの国の色がオレンジなのは、国王の名前からきていると説明してくれました。来年のオリンピックではオランダ選手のユニフォームにも注目してみて下さい。
シモーネさんは、来年3月には留学を終え、帰国後は九州大学で勉強した薬物政策や再犯の研究を活かすため刑事学校を受験されるとのことです。
シモーネさんの今後の活躍を祈ります。

ふるさとの街と福岡

ふるさとの街と福岡

令和元年7月

ベルギー・テムス

毎月第3木曜日の夜に開催される「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」は、7月18日で第155回を迎えました。ベルギー・テムス出身の留学生ヴェルムーレン・ジュールさんは、ふるさとの観光名所や食べ物、教育制度などについて、写真を交えて紹介してくれました。世界一美しい駅と言われるアントワープ駅、アニメ「フランダースの犬」に登場したアントワープ聖母大聖堂、お手頃で美味しいチョコレートとワッフル…参加者の皆さんは終始興味津々にジュールさんのお話を聞いていました。
最後に、将来の夢をジュールさんに聞いてみました。留学を終え帰国した後、法律関係の仕事に就きたい、できれば日本とベルギーをつなぐ仕事で、いつかまた日本に戻ってきたいと話していました。
ジュールさん、頑張ってください!応援していますよ!

ふるさとの街と福岡

ふるさとの街と福岡

令和元年6月

ドイツ・ミュンヘン

6月20日、第154回「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」が開催されました。
九州大学の留学プログラム「日本語・日本文化研修コース」に在籍しているクリストフ・マルク・フェルカーさんは、ドイツ南部のバイエルン州の中心都市ミュンヘンで育ちました。
講演会では、ミュンへンの街並みや歴史的な建物等が写真で紹介され、その説明の中で、世界的自動車メーカーBMW本社がある街でもあることから、高層ビルが立ち並んでいると思いきや、なんとミュンヘン市には建築物の高さ制限があり、歴史的な建築物であるフラウエン教会の塔(99メートル)を超える高さの建築物は市民投票で禁止となっているとのこと。このためドイツでは、高層ビルがないミュンヘンのことを「田舎都市」と呼ぶのだそうです。歴史的建造物を大切にするミュンヘン市民の気質を垣間見ることが出来る話でした。
また、ドイツには1軒もコンビニエンスストアが無いそうで、買物はカフェで行うのが一般的とのこと。また、商店は、平日は20時にすべての店が閉まり、土曜日も午前中のみの営業、もちろん日曜日は、ほとんどの店が閉まっているそうです。日本の24時間オープンのコンビニに慣れてしまっているクリストフさんは、帰国後のドイツの生活が心配だそうです。
また、福岡での生活は、九州大学での勉強の傍ら、料理を作ったり、九州大学周辺や糸島半島を散歩することが趣味とのこと。その際、便利なのが自動販売機だそうで、日本中どこに行っても自動販売機で買えるジュースがのどを潤してくれて助かっているそうです。
これ以外にも、産業分野で最先端を走る国ドイツと日本を比較しながらユーモアを交え語ってくれました。
今年8月に九州大学での留学生活を終え帰国されます。ミュンヘン大学の卒業後の進路はまだ決定はしていないそうですが、出来れば大学院で引き続き日本学を勉強したいと語ってくれました。今後の活躍を期待しています。

ふるさとの街と福岡

ふるさとの街と福岡

令和元年5月

フィンランド・ユヴァスキュラ

5月16日、「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」G20福岡開催記念シリーズの第五回目が開催されました。
西南学院大学の留学生別科に在籍しているランベルグ・イエレさんは、首都ヘルシンキから約270km北の湖水地方にある教育の街として有名なユヴァスキュラに生まれ育ちました。
講演会では、ふるさとの美しい街並みや湖の空撮動画、フィンランドで有名なラッパー「アレ」の曲を紹介するなど、参加者の興味を湧き立たせていました。
さらに興味深い話はサウナ文化。フィンランドの家庭には必ずサウナがあるのだとか。一人住まいのアパートにも小さなサウナがあるそうです。電話ボックスや廃車をサウナに改造した写真を紹介しながらフィンランド人のサウナ愛について熱く語ってくれました。
そんな彼は、今年8月に西南学院大学での留学生活を終え帰国します。ユヴァスキュラの大学を卒業後は、日本へ戻り福岡で就職したいといきいきと語ってくれました。人懐っこい話しぶりや、聴講者のフィンランドへの関心の高さからか講演会終了後も、質問のための列ができてしまうほどの盛況ぶりでした。今後の活躍を期待しています。

2019.5.16ふるさとの街と福岡

2019.5.16ふるさとの街と福岡

平成31年4月

オーストラリア・ブリスベン

4月18日、「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」G20福岡開催記念シリーズの第四回目が開催されました。
現在九州大学の日本語・日本文化研修コースに在籍しているリー・インインさんは、台湾で生まれ、オーストラリアのブリスベンで育ちました。
インインさんが大好きな食べ物の話では、オーストラリア・台湾・日本のそれぞれの料理の味覚の違いについて比較した一覧表や、おいしそうな料理が並んだ写真を使って説明してくれました。また、日本とは少し異なるオーストラリアの教育制度や学校生活について、インインさん自身の写真や映像とともに詳しく紹介し、参加者の興味を引いていました。
小さい頃、日本のクイズ番組がきっかけで日本に興味を持ったというインインさんですが、日本の高校での留学経験を経て、現在は大学での勉強の傍らに高校生が参加する英語キャンプなどさまざまな活動に参加したり、各地を旅行したりと、福岡での生活が充実していると語ってくれました。いろんな経験をしながら将来への夢が次々と広がっていると話してくれたインインさんの生き生きとした表情が印象的でした。今後の活躍にも期待しています。

4/18ふるさとの街と福岡

4/18ふるさとの街と福岡

4/18ふるさとの街と福岡

平成30年度

平成31年3月

インド・デヘラードゥーン/スロバキア・コシツェ/フランス・フロランジュ

G20福岡開催記念シリーズ第3弾として3月3日の日曜日に行われた、外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」特別編では、インド・スロバキア・フランスから福岡へ留学中の3名の学生が、それぞれの出身地の魅力などを次々に紹介しました。
工夫を凝らして作られたプレゼンテーション資料は、三者三様の個性も表れたとても楽しい内容で、故郷の自慢の美しい風景やおいしそうな食べ物の写真が出てくると、時折歓声も上がっていました。
今回は「ふるさとの街と福岡」が初めて日曜日の午前中に開催されたこともあり、初参加の方も多く、満員となった会場で皆さんはとても熱心に留学生の話に耳を傾けていました。

講演会の最後に、G20福岡開催記念シリーズの共通テーマとしている各国の物価比較をしました。インド・スロバキア・フランス・日本の4ヵ国で一番差が開いたのは、『大学の一年間の学費』で、日本は3ヵ国に比べ断トツに高いことが分かりました。

講演会のあとは、講師を交えての交流会が行われました。参加者の皆さんは、講師たちにそれぞれ話しかけ、講演で聞いた話の続きや質問をするなど、和やかな雰囲気のうちに終了しました。
今回のイベントを通じて、参加者の皆さんもG20開催に向けてそれぞれの出身国についてあらためて興味を持ったり、新たな知識を得ることができたようです。
学校生活で多忙な毎日を送っているネギさん、ヤナさん、ジェラールさん、楽しい時間をどうもありがとうございました!

外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」特別編

外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」特別編

外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」特別編

外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」特別編

外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」特別編

外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」特別編

平成31年2月

メキシコ・メキシコシティ

2月21日夜、「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」G20福岡開催記念シリーズの第二回目が開催されました。現在九州大学の大学院でアジア経済について研究を行っているメキシコ・メキシコシティ出身の留学生、エルナンデス・ルイスさんが、ふるさとの歴史や文化、観光名所、食べ物、教育制度などについて詳しく紹介しました。

メキシコでの交通費や食料品、電気水道料金などの物価も、日本の物価と比較しながら紹介されました。メキシコの物価は全体的に日本より安いですが、ガソリンやティッシュペーパーなどは日本とあまり変わらないようです。中では、大学の1年間の学費について、「日本の50~100万円に対して、メキシコの国立大学の学費はわずか2~4000円」と、ルイスさんの話に会場からは思わず驚きの声が上がりました。

「将来、経済学者として日本とメキシコとの架け橋になりたい」という夢を持つルイスさん、これからも頑張ってください。ご活躍をお祈りしています。

平成31年1月

イタリア・ミラノ

1月17日の外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」では、G20福岡開催記念シリーズ第一弾として、イタリア・ミラノ出身の福岡外語専門学校で学ぶデボラ・ヴィットリア・デ・ベルナルディさんが、ミラノの文化、名所、食べ物などについて流暢な日本語で紹介しました。
福岡ではなじみのドゥオーモや、ミラノのシンボルとなっているガッレリアなどを始めとした沢山のミラノの魅力紹介には、多くの参加者が感心していました。

福岡に住んだ経験から、食べ物や交通機関に関するイタリアと日本の違いを紹介されていましたが、福岡のスパゲッティも美味しいけれど、やはりミラノのスパゲッティの方が好きだということでした。でも、健康的な日本料理はとても気に入っていて、福岡で留学を始めて体重が10kgも減ったことを、うれしそうに紹介していました。

G20福岡開催記念の共通テーマとしている日本とイタリアの物価の比較では、日本人参加者は大学学費が安いのをうらやましく感じましたが、逆に、デボラさんは日本の学費の高さにビックリしていました。
3月には専門学校を修了するデボラさんですが、2年間で学んだ日本語力を生かして福岡での就職活動を行っていきたいそうです。希望が叶いますように!

平成30年12月

ブルキナファソ・ワガドゥグ

12月20日の外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」では、アフリカの国ブルキナファソからの留学生サヴァドゴ・サリフさんが、ふるさとの歴史、文化、慣習、食べ物などについてユーモアたっぷりに紹介してくれました。中でも、ブルキナファソの恋愛と結婚の話題で大いに盛り上がりました。「一夫多妻制で男性一人につき4人まで妻を持つことが認められています」、「結納品として、牛や羊、お金以外に、何袋ものコーラの実(*)を男性から女性の家族に贈ることが伝統です」…普段あまり知られていない話に、会場から驚きの声が上がりました。

帰国後、日本で学んだ知識やスキルを教育の現場で活かしたいサリフさん、これからも頑張ってくださいね!

*コーラはアフリカ熱帯雨林の常緑樹。種子はコーラの実と呼ばれ、かつて清涼飲料コーラの原料でした。

12月20日開催の様子

12月20日開催の様子

12月20日開催の様子

平成30年11月

ルーマニア・トゥルチャ

11月15日の外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」では、ルーマニア・トゥルチャで生まれ育ったイリナ・グリゴロービチさんが、母国の美しい観光地やおいしそうなルーマニア伝統料理、そして大好きな福岡での生活などについて楽しく紹介してくれました。特に福岡については、日本的なお祭りやイベントが気に入っているとのことでした。

講演のはじめには、ルーマニアについてのクイズを参加者の皆さんに質問するコーナーがあり、正解した人にはルーマニアのチョコレートをプレゼントするなどして、最初からとても楽しい雰囲気を作ってくれました。

2016年4月に文部科学省の奨学生として来日したイリナ・グリゴロービチさんは現在、現在九州大学大学院博士課程で80年代の日本経済について研究を行っているそうです。残りの福岡での生活もぜひ楽しんで下さい!

平成30年10月

ロシア連邦タタールスタン共和国・カザン

10月18日夜の外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」では、ロシア連邦タタールスタン共和国出身の留学生、ディナラ・ガラエヴァさんが、ふるさとのことやご自身の経歴を紹介してくれました。

「共和国」なのに、「独立国家」ではないタタールスタン共和国は、ロシア連邦の構成主体として、独自の憲法を持ち、大統領がいます。ヘリコプターが好きな大統領の話、おもてなし好きなタタール人の話、故郷の特有の食べ物の話や福岡が大好きだという自分のこと…ディナラさんのユーモアたっぷりなお話に、会場は笑いが絶えませんでした。

将来の目標について、ディナラさんは、ロシア企業の日本進出をサポートする仕事に就きたいと話していました。これからも夢の実現に向かって頑張ってくださいね、応援していますよ。

平成30年9月

スペイン王国・マドリード

9月20日夜、福岡市国際会館にて外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講演会が開催されました。講師はロペス・ボルハさんでスペインからの留学生です。
ロペスさんは、スペインの首都マドリードの観光地、食べ物、生活習慣、学校教育などについて、写真を交えながら楽しく紹介してくれました。「スペイン人の食事は1日5回」や「シェスタと呼ばれるお昼寝タイムがある」、「スペインの交差点は、ロータリー形式によるものが多い」、「多くの公立学校ではスペイン語と英語の『バイリンガル教育』を行っている」など、会場の皆さんがロペスさんの話を興味津々で聞いていました。

ロペスさんは日本語や日本文化、特に和食に興味を持ち、マドリードにあるお寿司屋さんで働きながら日本語の勉強を始め、現在、日本語能力試験2級合格を目指して日々勉強に励んでいます。ロペスさん、頑張ってください!

平成30年7月

ジンバブエ共和国・ブラワヨ

7月19日の外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」では、アフリカ南部に位置するジンバブエ共和国ブラワヨ出身の留学生、ジュバ・サイモンさんが、母国の伝統文化や経済、また観光地などについて詳しく紹介してくれました。
なかでも、ハイパーインフレの時代に作られた紙幣の最高額は100兆ジンバブエドル!一日で通貨の価値が大きく変動していた時には、行きと帰りのバス運賃が違うこともあったという驚きのエピソードも聞かせてくれました。また、美しい自然風景や人々の生活の様子を知るにつれ、福岡からは遠くてあまりなじみのなかったジンバブエという国が、少しずつ身近な存在に感じられるようになりました。
ジュバ・サイモンさんは現在、九州大学工学部でパソコンやロボットについて学ぶ傍らで、居酒屋でのバイトも頑張っているそうですが、仕事の後にいただく『まかないご飯』がとても好きだと話してくれました。これからもぜひ頑張って下さいね!

2018年6月21日 外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講演の様子

2018年6月21日 外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講師ナタナエルスワンディさん

2018年6月21日 外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講演の様子

平成30年6月

インドネシア

6月21日の夜、福岡市国際会館で「外国人学生が語るふるさとの街と福岡」が開催されました。講師は、インドネシアからの留学生ナタナエルスワンディさん。現在九州大学で土木工学について勉強している彼は、インドネシアの観光名所やグルメ、祭りなどスライドを使って説明しました。最後は、ナタナエルスワンディさんはインドネシアの伝統楽器アンクルングを紹介し、ギターの生演奏を披露してくれました。彼のすばらしい演奏に会場からは、大きな拍手が送られました。ナタナエルスワンディさん、ありがとうございました!!

2018年6月21日 外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講演の様子

2018年6月21日 外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講演の様子

2018年6月21日 外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講師ナタナエルスワンディさん

平成30年5月

マダガスカル・アナラマンガ

5月17日の外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」では、現在福岡教育大学で英語教育についての研究を行っているマダガスカル・アナラマンガ出身の留学生、オニアリジャウナ・マルセランさんに登場していただきました。
マダガスカルは、アフリカ大陸の東側、インド洋に浮かぶ世界で4番目に大きな島で、その中には18もの民族が暮らし、またここでしか見られない動植物も多く存在することなどを紹介してくれました。中でも、日本人の多くが知っている子供の歌『アイアイ』がマダガスカルにしか住んでいないサルのことだということは驚きでした。
マダガスカルに興味津々の参加者の皆さんからは、講義の後に質問が絶えることなく、マルセランさんがひとつひとつ丁寧に答えてくれる姿が印象的でした。
帰国後は、英語だけでなく日本語も教えられるようになりたいという目標を持っているというマルセランさん、是非これからも頑張って下さい。どうもありがとうございました!

2018年5月17日 外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」講師 オニアリジャウナ・マルセランさん

平成30年4月

中国・上海

4月19日の外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」では、2017年9月から九州大学大学院人間環境学府で研究を行っている中国・上海出身の留学生、厳世良さんが、流暢な日本語で上海の魅力を余すことなく熱く語っていただきました。
福岡からは飛行機で2時間ほどの身近な都市、上海ですが、参加者の皆さんの関心が特に高かったのはグルメの話題。小籠包や上海蟹など、おいしそうな料理の写真が出てくるたびにその場が盛り上がりました。
このほか、旅好きの厳さんが撮影した美しい自然風景や、先進的な中国のスマートフォン事情など、興味深いお話を数々紹介してくれました。厳さんありがとうございました!

4月19日講演会の様子

4月19日講演会の様子

 

平成29年度

平成30年3月

スイス・ロートクロイツ

3月15日の外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」では、スイス・ロートクロイツ出身の留学生フィリップ・ガリカーさんから、ふるさとのことやご自身の経歴について語っていただきました。
フィリップさんは、スイスと日本を比較しながら、スイスの人口、物価、政治、教育、グルメなどを紹介してくれました。豚の貯金箱に似ている国の形や閣僚7名が1年ごとに交替で大統領のポストに就く輪番制など、スイスの面白い話を聞くことができました。
将来の夢について、フィリップさんは、日本語がぺらぺらになり、将来日本とスイスのかけはしになる仕事をしたいと話していました。夢の実現に向かって頑張ってくださいね!これからもずっと応援していますよ。

スイスの留学生

スイスの形

 

平成30年2月

ルワンダ

2018年2月15日の講師はアフリカの国、ルワンダからの留学生アイヴァン・ガサングワさん。
7カ国語も話せるアイヴァンさんは、現在、九州大学の大学院で天敵昆虫学の研究をしています。この日、彼はルワンダの自然や歴史、文化、教育、グルメなど、そして自分自身の経歴をユーモアたっぷりに語り、会場の笑いを誘いました。最後は、皆で楽しくルワンダの民族ダンスを踊って盛り上がりました。アイヴァンさん、本当にありがとうございました!

ルワンダ留学生による講演会の様子1

ルワンダ留学生による講演会の様子2

アイヴァン・ガサングワ

平成30年1月

ウズベキスタン・タシケント

2018年初めての外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」は、ウズベキスタン・タシケント出身の留学生ザセピロワ・アレクサンドラさんに語っていただきました。
自己紹介から始まり、ウズベキスタンの歴史や教育制度、観光スポット、グルメ、日本との関係などについて、紹介していただきました。
シルクロードの中間に位置するウズベキスタンは、1991年に旧ソ連が崩壊して生まれた新しい国で、中央アジア諸国の一つです。国名の中の「スタン」とは、「遊牧民の停留所」という意味。現在ウズベク人をはじめ、ロシア人やタジク人、朝鮮人など130以上の民族が住んでいる多民族国家で、公用語はウズベク語ですが、ロシア語も民族交流語として広く使用されているそうです。また、観光スポットについて、アーティスティックな地下鉄駅は、タシケントへ旅行する時、絶対に見逃してはならない場所の一つだと、アレクサンドラさんは薦めてくれました。ただし、駅内では写真撮影は禁止されていますので、要注意だそうです。

ザセピロワ・アレクサンドラ

平成29年12月

韓国・光陽

12月21日の夜、福岡市国際会館で第137回外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡)」が開催されました。韓国光陽出身の留学生柳喜珍(リュヒジン)さんに、ふるさとのことやご自身の経歴などについて語っていただきました。
光陽は、釜山から車で約2時間のところにある港湾工業都市です。韓国最大の鉄鋼メーカポスコの主力工場があるため、住民の多くが工場で働いています。リュさんのお父さんもポスコで勤務されているそうです。また、韓国最大の梅の群落地でもあり、毎年春に梅祭りが開催され、多くの観光客が訪れると紹介してくれました。
近年、韓国では「チマチョゴリ」のような「伝統韓服」を日常生活の中で気軽に着られるようにアレンジした「生活韓服」が人気だそうです。リュさんは、「生活韓服」をより多くの人に知ってもらいたいので、将来それに関連する仕事に就きたいと話していました。

リュヒジン

平成29年11月

ブラジル・サンパウロ

11月16日(木曜日)の夜、第136回外国人学生が語る「ふるさとの街と福岡」は、福岡市国際会館4階の大会議室で開催されました。ブラジル出身の留学生マルチンス・ラファエルさんは、ふるさとサンパウロの歴史や民族、観光名所、学校教育、食文化、社会問題などについて、写真と動画を織り交ぜながら紹介してくれました。現在、九州大学の大学院で日本近現代文学について研究を行っているマルチンスさんは、日本のアニメや漫画、そして昭和の雰囲気漂う路地が大好きだそうです。これから彼が福岡で充実した留学生活を送ることができますよう、心から願っています。

マルチンス・ラファエル・ヴィニシウス

 

福岡外国人学生支援の会 〜あったか福岡〜 事務局

〒812-0025
福岡市博多区店屋町4-1 福岡市国際会館 (公財)福岡よかトピア国際交流財団内
TEL: 092-262-1799
時間: 8:45-18:00